両親の話

小さい頃から愛されていた記憶がない。

 

というよりかは、両親の『愛』の価値観と私の『愛』の価値観が違っていたからだと思う。

 

 

私は、常に精神的な愛情を求めていた。

 

「あなたは家族の宝だ」「望んで生まれてきた子だ」「愛してるよ」

 

このように言葉だったり、またはスキンシップであったりを求めていたのだと思う。

 

 

一方、両親は、金銭的に不自由させないことであったり、欲しいものを与えてあげることを『愛』だと思っていたのだと思う。

 

 

比較的、欲しいものは与えられてきたと思うし、裕福ではないながらも、私立の高校に通わせてくれたりもした。

モノという点では、あまり不自由していなかったと思う。

 

 

それ故に欲しいものを我慢できない、思い通りにいかないと不貞腐れてしまう面倒な性格になってしまったのだが。

 

 

 

だからこそ、未だに『金銭的に価値があるモノ』より『目に見えない愛情』を求めてしまうところがある。

 

こだわりのあるものを揃えたいし、他人からのプレゼントはこだわりの妨げになるからあまり嬉しくない、それよりも気持ちとか精一杯の感謝が欲しい。

 

 

両親の代わりに、友達や恋人など他者から愛情を貰ったことで最近は精神的に安定してきたと思う。

 

 

モノでは愛情は満たせない。

ぜひ、心からのポジティブな気持ちを言葉にのせて子供に注いであげてほしい。

すると、自然に良い子に育つと思います。

 

世の子供を育てる皆様、頑張って下さい。